ウイスキーの醍醐味の一つである、ピート香。
ピート香といえば、アイラウイスキーの強烈なヨード臭や潮の香りをイメージしていませんか?
アードモアのピートはアイラやアイランドのウイスキーとは違い、内陸産のピートを使用しています。
内陸産のピートはモルトの香りと味わいを引き立たせる、言わば「脇役」的な立ち位置です。
ストレートでもハイボールでもオールマイティに楽しめるアードモアを飲んでみませんか?
アードモアの特徴を簡単に・・・
- アイラとは違ったピート
- 安くておいしい!
- スペイサイドじゃなく東ハイランド
テイスティングメモ
アードモア レガシー
テイスティングメモ
2022.11.27 やまや 3,168円
ストレートで飲んでみる
心地よいピート感
バランスがかなり良いウイスキー
少しオイリー感もある
若干、柑橘系の味わいも感じる
トゥワイスアップで飲んでみる
ハイボールで飲んでみる
かなりさわやかでおいしいハイボール
ピート感もちょうど良い!
おススメの飲み方です。
食中酒としても、ハイボールをしっかり楽しみたい方も満足の一杯!
アイラとは違ったピート
一番の特徴は、なんと言っても3千円台で購入可能!!ということでしょう。
麦の香りと甘み、スモーキー感のバランスが最高です!
これが3,000円台で購入可能なのは驚きですよ
ハイボールで飲んでもホントにおいしいウイスキーでしたよ!
お財布にやさしいところもお気に入り!
アードモア蒸留所は、ハイランド中部やスペイサイド近辺のウイスキーではめずらしく、スモーキーなウイスキーとなっています。
ピートは地元産でノーザン・ピート&モス社から購入したものを使用しています。
ここのピートは海沿いの地域(アイラやアイランド)のピートとは味わいや香りが全く違う特徴があります。
海沿いで採れるピートは海藻類が多く含まれ、ヨード臭や潮の香りがアイラやアイランドの特徴ですねよね。
しかし、アードモアで使用しているセントファーガス産のピートは、内陸で採取されるため海藻類が入っておらず、モルトの味を引き立たせるようなドライでクリアなスモーク香です。
そんな、めずらしいピートがアードモアの魅力の一つ。
アイラウイスキーと飲み比べてみてはいかがでしょうか。
蒸留所について
ロケーション
蒸留所はスペイ川流域から東に外れた、ボギー川の側、大麦畑に囲まれた海抜600フィート(約180m)の丘陵地帯にあります。
スペイサイドと分類されることが多いようですが、蒸留所マネージャーをはじめとして関係者はハイランドと考えているとか。
ですので、当メディアでも「ハイランド」として扱います。
ハイランド地域全体から見れば東ハイランドに当たる地域でしょうか。
ラベルを見るとわかりますが、蒸留所の北側には鉄道(ノーザン鉄道線)が走っていて交通の便は良かったようです。
駅舎は見えませんが、ステーションロードという道があるので、おそらく昔は駅があったと思われます。
蒸留所の前だけ線路が複線になっていますしね。
実際、創業当時はグラスゴーから原材料を輸送するのに活躍していたようです。
特徴
ボトルにデザインされている鷲は蒸留所のシンボル、守り神とされています。
アードモアでは、蒸留所内で製麦をしていた時代もありましたが、1970年代半ばに蒸留所内での麦芽製造を中止。
現在は地元アバディーンシャー産のものを購入し使用しています。
また、1980年代には樽の製造も中止しています。
この値段で販売するにはある程度の外注化も仕方ないですね!
ピートは先述したように、地元産でノーザン・ピート&モス社から購入したものを使用し、フェノール値は12~14ppm。
アイラウイスキーからみれば、ほのかに香るぐらいでしょうか。
それでも、しっかりとした特徴的なピート香が楽しめます。
仕込み水の採取は、蒸留所の北にあるノッカンディの丘。7時間の時間をかけて糖化させます。
14基のダグラスファー(米松)製発酵槽で53時間かけて発酵させたのち、4基の蒸留器(初溜)へ。
年間生産量520万リットルを誇るニューメイクは1st.フィルとなるバーボン樽へ詰められます。
このバーボン樽、馬での運搬が主流だったころに馬の背に乗せやすいという理由から約127リットルのクォーターカスクとなっており、今でも当時と同じ大きさの樽を使っています。
クォーターカスクを使用することにより熟成が早く進むという特徴があります。
また、ポートワイン樽も使用することで、多彩な香味を生み出すウイスキーとなっています。
ツアー
2023年1月現在、蒸留所のWEBサイトでツアーの情報はありません。
ぜひ、ツアー開催してほしいですね!
ツアー開催の情報が出ましたら随時更新していきます。
歴史
1898年 | ウィリアム・ティーチャーの息子であるアダムが設立 ブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」のキーモルトとして製造 |
1955年 | 2基のポットスチルが追加され計4基に |
1974年 | 4基のポットスチルが追加され初溜器4基、再溜器4基に 年間生産量520万リットルとなる |
2014年 | ビーム社をサントリーホールディングスが買収しサントリー傘下となる |
一緒に読んだ本
タイトル | 新版 はじめての課長の教科書 |
著者 | 酒井 穣 |
出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売日 | 2014年3月20日 |
読書メモ
そろそろ課長になるかも・・・という淡い期待で読んだ本
課長でなくても部下を持つ前に読んでみると心構えができる。
課長として最も大切なことは部下のモチベーションを管理するという仕事。
部下が「自分は会社に大切にされている」という実感をもって仕事に取り組めるかが最も重要。
「課長の元気が良い企業」が新時代を勝ち抜く企業に共通する特徴である。
課長には、経営者のビジョンを翻訳しつつ末端社員を動かすという役割があり、経営者や末端社員とは異なる大きな付加価値がある。
課長は、部下の行動と成果を評価し、感謝の意を伝えることで、部下への期待値の高さと部下の進むべき方向を伝えないといけない。
課長とは、会社のパイプ役であり最も頭と体を使って働かなくてはならないポジション。
部下を盛り上げ、ボトムアップすることで業績に貢献し、適切な報告をすることで経営陣を安心させ、会社を正しい方向に導かないといけない。
常に自分を研鑽することを忘れずに・・・
まとめ
軽めながらしっかりとした味わいのあるピート感と麦の香りや甘み、柑橘系の香りなどがバランスよく融合したすばらしいウイスキー。
ストレートでもハイボールでも対応可能なオールマイティさも秀逸です。
ただ、なんと言っても価格は最高に魅力的ですね!
まずは1本。
家飲み派の方は、必ず常備しておきたいウイスキーです。
コメント
コメント一覧 (2件)
Cheers
Thanks!