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こばっと
建設業界の経理部で働く40代会社員

41歳にしてシングルモルトウイスキーの世界に足を踏み入れた初心者

妻と娘2人、息子1人と暮らしながら、ウイスキーと読書をたのしんでいます。

ウイスキーといえば、ハイボールしか飲んでこなかった私が「シングルモルトウイスキー」の魅力を教えてもらい、すばらしさを発見することができました。

「シングルモルトウイスキー」の魅力を一人でも多くの方に知って頂き、一緒に楽しめたらと思います。

ボトラーズの世界へ!その一歩を踏み出す!

シングルモルトウイスキーデビューから少し時間が経過し、少し経験値が上がっているみなさん!

アイラ・スペイサイド・ハイランドと色々な蒸留所のボトルを買ったり、BARで少しお高いものを試したりとウイスキーライフを楽しんでいますか?

色々お店を廻っている方ならお気づきかもしれませんが、「あれ?このボトル見たことない!どこの蒸留所?」とか「このボトルのジャケットふざけてる?ホントにウイスキー?」という様な経験があるのではないでしょうか?

みなさんが見られたボトル、そのボトルこそがボトラーズウイスキーです。(恐らく・・・)

こばっと

そんな脱初心者の登竜門的存在、ボトラーズウイスキーを一緒に見ていきましょう!

ボトラーズの特徴を簡単に・・・

  • コスパが良い
  • 個性的なジャケットに出会える
  • 公式ボトル(オフィシャルボトル)には無いスペックが楽しめる
  • 生産量が少ないボトルは希少性が高くお値段が・・・
目次

ボトラーズウイスキーとは?

日本ではあまり馴染みのないボトラーズ。

シングルモルトウイスキー界隈に足を踏み入れたばかりの方でも、ラフロイグやグレンリベットなどのスコッチウイスキーや、山崎や白州などは聞いたことがある、という方は多いのではないでしょうか。

これらのウイスキーは、蒸留所がウイスキーを造って(蒸留して)熟成させ、ヴァッティングをしてボトリングされ、蒸留所が考える最高の状態で販売されます。

もちろん、ウイスキーを売るためのマーケティングや流通なども基本的には蒸留所が行います。

でもこの方法だと、蒸留所に大きな負担が掛かります。ボトリングする機械の導入やマーケティング費用、運搬費用なども莫大な経費となりますよね。

日本でこそ、最近クラフトウイスキーがブームとなりつつあり、各地に小規模な蒸留所が出来ていますが、スコットランドでは古くから家族経営の蒸留所が各地に点在していました。

それらの蒸留所は、モルティングからボトリング、販売までを行える体力も人手も資金もありません。

そこでボトリングからマーケティング、流通、販売までを行うボトラーズ会社が誕生しました。

ボトラーズ会社は、蒸留所から樽ごと買い付けを行い、ボトリングして販売します。

ボトリング会社は、独自の熟成を施したり、ヴァッティングを行うことでウイスキーに付加価値を付け販売することが出来ます。

一方、蒸留所もマーケティングなどを行う必要がなく、少ない人員を美味しいウイスキー造りに集中投入することが出来ます。

また、ウイスキーの熟成には10年や15年という長い時間が必要ですから、その間の売上がゼロというのは困ります。

短い熟成期間でボトラーズ会社へ販売できると、資金を早く回収することが出来るので安心ですね。

そんな、WIN-WINの関係が蒸留所とボトラーズ会社には成り立っているのです。

ボトラーズウイスキーの特徴

コスパが良い

上述した通り、ボトラーズは蒸留所とWIN-WINの関係に成り立っています。

蒸留所も作り手として、しっかりと自分たちのウイスキーの良さを伝えてくれるボトラーズへ販売したいと思っていますし、ボトラーズ側も良質なウイスキーを提供してくれる蒸留所は長く付き合いたいと思っています。

そんな長年に渡る信頼関係があるからこそ、ボトラーズは蒸留所から最適な値段で原酒を購入できます。

また、マーケティングや流通の専門会社でもあるので、作り手である蒸留所よりも経費を抑えて販売することが可能です。

そういった面からも、元の蒸留所のボトル(オフィシャルボトル、「OB」と表記されることが多い)よりも比較的安価(実際には後述する様々な付加価値を乗せて販売しているので、絶対値として値段が安いということではありません。)に購入することが可能なのです。

圧倒的な個性

ボトラーズの魅力はなんと言ってもその圧倒的な個性にあります。

例えばオフィシャルボトルでは、ラインナップが8年・12年・15年しか販売されていない銘柄でも、ボトラーズでは30年や35年といった長期熟成ボトルが存在します。

また、独自にシェリーカスクで熟成してみたり、短熟ボトルを販売してみたりと冒険しながら、新たな味を探求しています。

それぞれの蒸留所には、蒸留所のコンセプトがあり、ブランドイメージがあります。

例えば、ラフロイグと言えばウイスキーファンならすぐに独特の香りと味わいが思い出されることでしょう。

それがオフィシャルボトルの良いところであり、伝統です。

その伝統を求めているファンはたくさんいます。

しかし、無限の可能性を秘めているのがウイスキー。

今のウイスキーが確立してから、たった300年~400年ほどしか経っていません。

ヴァッティングやブレンドが開発されたように、今なお進化しているのがウイスキーです。

そんなウイスキー好きの探求心をくすぐるのがボトラーズウイスキーなのです。

もちろん、全てが最高のボトルに仕上がるわけではなく、オフィシャルボトルの様な安定的な味を求めることはできません。

よめまる

えーー!
じゃあ、どれを選んで買えばいいか分からないよね!
選び方とかあるの?

こばっと

数多く存在するボトラーズ、まずはお気に入りの蒸留所のボトルがいいんじゃないかな。
オフィシャルボトルと比べると違いが判って通になった気分にもなるし。

最近だと、試飲させてくれるお店も多いから、店員さんと相談しながら決めていくのもおススメ!

よめまる

試飲させてもらえるのは助かる!
スモーキーだったり、フルーティだったりと好みを伝えて、最後は自分で確かめるとミスマッチが少なくなるね!

もし自分の好みに合わなかったとしても、今後色々な経験を積むことで美味しく感じられるかもしれません。

ですので、そういう時はストックボトルとしておきましょう!

希少性が高い

ボトラーズウイスキーは大量に均一した製品を作っているわけではなく、一つひとつの「樽」を蒸留所から購入しています。

その年の生産量にも影響を受けますし、そもそも大量に仕入れを行っているわけでもないため、必然的に数量は少なくなります。

人気の蒸留所や当たり年のボトルはすぐに売れてしまい、どんどん手に入らなくなってしまいます。

これがプレミア価格の原因の一つですね。

コレクターやマニアの方たちは、常に最新情報をキャッチしています。

私たちウイスキー初心者は無理をして追いかけたりせず、手の届く範囲で楽しみましょう!

そのうち、何気に立ち寄ったBARでびっくりするようなウイスキーとの出会いがあるかもしれません。

そんな時は、思い切って注文してみましょう!

ボトラーズブランド5選プラス1!

ウイスキーの聖地であるスコットランドでは古くからボトラーズが創業開始しており、数多の会社が存在しています。

もちろん、スコットランドだけではなく、ドイツやアメリカ、日本・台湾など今や世界各地にボトラーズ会社は存在しています。

自分に合ったブランドを探すのが1番ですが、まずは有名どころで比較的入手しやすいブランドをご紹介します。

この中から探してみては如何でしょうか?

スクロールできます
ブランド名特徴ウェブサイト設立年
ケイデンヘッドスコットランド最古のボトラーズブランド
キャンベルタウンにあり、
ケイデンヘッドオンラインストア1842年
コードン&マクファイルスペイサイドエルギンで創業
代表的なシリーズはコニサーズチョイス
G&M website1895年
ダグラスレインウイスキー業界で有名なあのおじさん、
ビッグピートを発売している会社
Douglas Laing & Co 1948年
ハートブラザーズグラスゴーで創業。
シングルモルトだけでなくブレンデッドモルトやシングルグレーンも販売
ハートブラザーズ1962年
シグナトリーエドラダワー蒸留所のオーナー会社
アンチルフィルタードコレクションがおススメ
シグナトリー1988年
ヴィンテージ・モルト・ウイスキー創業者はボウモア出身のブライアン・クルック氏
手軽にアイラを楽しめる!
ヴィンテージモルトウイスキー1992年

まとめ

シングルモルトの世界に足を踏み入れると、蒸留所だけでも星の数ほどあってどれを飲めばいいのか分からなくなりますよね!

さらにボトラーズまで加わると・・・もう訳がわかりません!!

しかし、ボトラーズはウイスキーのプロが厳選したボトル。飲まない手はありません。

そんな時は、原点に立ち返り自分のお気に入りの蒸留所のボトルを探してみましょう!

いつもとは違った味に出会え、新たな発見があなたを待っています。

せっかくシングルモルトの世界に足を踏み入れたのです。もう一歩進んでみませんか?

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